合唱団に参加申し込み者は、当日の申し込みも含め男声25名、女声139名。当日はそのうち100名以上が集まった。 開会に先立ち、音楽監督の関口信雄先生から3月11日に起きた東日本大震災の被災者の方々への黙祷、祈りの合唱が提案され、松崎礼子先生の「津波によって突然に命を奪われた人々はどうして自分が死んだのかわからず東北の地をさまよっている。」というお話の後、鎮魂を祈って黙祷が捧げられた。その後、関口先生の指揮、篠澤友子先生の伴奏によって「大地讃頌」が「東北の地にこの思い届け!」とばかりに参加者全員の大合唱で歌われた。 山岸明人副実行委員長の開会の辞の後、まず、横関実行委員長の挨拶があり、前回の<UCF2010>はホップ・ステップ・ジャンプのうち、ホップであること、コンサートが終わった後、多くの人から次はいつか?等と要望されていたこともあり、今回はステップでありジャンプまでこの実行委員会は継続して活動していくことなどが話された。 市長の挨拶では、 「城下町ブルース」を歌っている、自身も東日本大震災の被害にあった三代目コロンビアローズさんが、被災地への訪問で涙ながらに歌を歌ったこと。それを聞く避難所の方たちも涙を流して聞き入ったこと、上田の夏の花火大会に、東北から避難している家族、栄村の子どもたち等を招待すること、そして文化・交流施設建設を強い信念で実現していくことなどを話された。 続いて、関口先生から、 <UCF2010>の時は病気のため、万全の体調で臨めなかったが、今度は来年7月1日のコンサートまでみなさんと一緒に頑張っていく、と挨拶があった。 次に、山岸副実行委員長から、 「魅力ある新市民会館等の実現を考える会」の発足から上田市民コーラスフェスティバル実行委員会が生まれ、上田市のわがまち魅了アップ応援事業として<UCF2010>上田市民コーラスフェスティバル2010が実現したこと、そして同様に今回も上田市のわがまち魅了アップ応援事業として採択され、来年の7月1日に上田市民会館にて、ありがとう、と感謝のコンサートを開催する等の経過報が説明された。 ここで、指揮者・ピアニスト・練習の指導をしてくださる先生方の紹介があり、続いて実行委員、応援スタッフの紹介があった。事務局から、配付物の確認、プログラムの内容についての説明、練習の日程、内容などについて説明があり、参加申し込みがまだ目標よりは少なく、特に男声の参加を呼び掛ける旨の話があった。 参加者代表として、「長野女声コーラス」の柳沢光子さんから「長野市からであるが、上田のコーラスに交じって歌うのがとても楽しい、前回も参加したがとても楽しかった。皆さんの仲間に入れてもらってよろしくお願いします。」という挨拶があった。参加者から歓迎の拍手が多数あった。 続いて、「水のいのち」から、「雨」を合唱、そして上田市長の激励のために、再び「大地讃頌」を声高らかに歌い初めをした。
閉会の挨拶は、新しく実行委員に加わって頂いた、今井実行委員。 そのなかで、昭和39年8月7日、今の市民会館の落成式が行われ、こけらおとしに、ベートーベンの「第九」の演奏会があった。そこに出た人は?という問いに数人の手が挙がった。新しい市民会館でもぜひ「第九」を歌いたい。さらに、男声が少ないと完成されたコーラスにならない。女声の皆さんも身の回りの男性に声をかけて頂き連れてきて欲しい、との呼びかけが行われた。 最後に、山岸副実行委員長から、UCFは交流・文化施設の建設を実現することも目的のひとつであり、上田市で行っている明日の最後の「説明会」に是非参加して、賛成の意見を述べたり、賛成の意見には拍手をするなどして欲しい、との呼びかけが行われた。 以上にておよそ午後3時半頃、結団発会式は終了した。なお、発会式の会場で募った義援金の合計は、8482円。今後も機会あるごとに義援金は、支援先は本当に必要とするところにまわるよう、考えていくことになった |
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