出前講座『認知症を学ぶ』
講師は、上田市高齢者介護認知症地域支援推進員 臼田さん
増加の一途をたどる認知症について、上田市で行われている
認知症施策のことや、社会保障制度の改正により介護保険
制度の中の要支援1.2が外され地域支援事業に移されるが
どのような形になるのかがハッキリとしないこと、介護認定者
数は約8400〜8500人だが、そのうち約60%は認知症と
いう、驚く数字のお話でした。
他人ごとではありませんね。多くの人が予備軍ということでしょう。
認知症を正しく理解し偏見を持たないことや、認知症の人の
尊厳を守る大切さなどを学びました。
認知症を持つ家族がいることを、認めて口に出すことで周囲の
協力も得られるという一方、恥ずかしい、認めたくないなどで、
本人も家族も苦しい思いをしているという現状もあります。
介護をする側が正しい知識を持ちつつ、相談したり話せる場
に出ていくことで孤立しないことが重要です。
認知症とは病名ではなく『症状名』だそうですよ。
90分ほどのお話は、内容が濃く認知症の学習会は継続していく
ことになりました。お話の中から見えてきた課題などを具体的に
挙げて学習につなげていきたいと思います。