気さくな団長
スイスカーリングチームの団長。
とても気さくな方でアシスタント仲間でも人気者でした。
試合のことで頭がいっぱいの選手に代わって選手村の中の
日本文化体験コーナーで全てを体験。鍼治療の組合がボラ
ンティアで体験させてくれるという情報に、さっそく連れて行く
ように頼まれた。
しっかりと日本と軽井沢を楽しんでいった団長でした。
    注:オリンピックの選手役員は、期間中の写真等の
      撮影、報道を受け入れる旨の書類を提出している。

        誕生日おめでとう
期間中に誕生日を迎えた選手は、掲示板に
張り出され、分村長からお祝いの花束や
記念品を贈られた。。
普段は入室できない選手食堂でのセレモニーに
アシスタントたちは「ハッピーバースデー」の
コーラス隊及び拍手隊として参加した。
写真はイギリスの選手と分村長(女性)。

あるとき掲示板にスイスの団長の結婚記念日が
書いてあった。選手たちが書いたのだ。
熾烈な戦いと思っていたオリンピックが、こんなに
和やかなのに驚いた。


 



  金メダル
わがスイスチームはカーリングが正式種目となった
第一回目の長野大会で、見事金メダルを獲得した。
とても穏やかで礼儀正しく金メダルにふさわしいチームだった。
ある朝、団長に選手たちの体調はどうですかと聞いたら
「カーリングは体じゃないよ。これだよ。」と頭を指差して
笑っていたが、氷上のチェスといわれ、神業的な技術の
他に、時には3時間にも及ぶ試合の集中力や先を読む
能力のいるスポーツだ。
表彰式を終え金メダルを下げてフェアウエルパーティーに
入ってきた選手たち。満面の笑みを浮かべているが派手な
喜び方をしないの意外だった。外国人はみな派手に感情を
表すと思い込んでいた事に気付き反省させられました。

選手の一人がメダルをかけてくれた。この写真は宝物です。


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