迷走する上田広域のごみ処理候補地問題

候補地が提案されてから間もなく7年になる。この様に長引いているのは

1、候補地の提案が長野県環境影響評価条例「条例」に従って、提案されていなかった

2、提案に対し地元諏訪部自治会(住民の大多数)の同意が得られなかった

3、前記2点を承知の上で強引に事を進めてきた

 

1、候補地の提案が長野県環境影響評価条例「条例」に従って、提案されていなかった

・条例によると、候補地は複数個所提案する。一か所だけ提案した場合には、この場所以外では、ごみ焼却事業が出来ない理由付けが必要で、この提案では理由付けが出来ていない。

 

2、地元諏訪部自治会の同意が得られなかった

・清浄園所在地を候補地としたいとの提案に対して、諏訪部自治会はこれまで絶対反対で、同意していない、これからも変わる事はない。

反対の理由は、地元住民に関する環境に配慮していないことも含めて、多くある。

 

3、前記2点を承知した上で強引に事を進めてきた

・平成3012月市長提案説明(要旨)では『資源循環型施設建設対策連絡会「連絡会」と調整を重ねてきて、資源循環型施設検討委員会「検討委員会」を設立した。環境対策や施設の在り方などを協議する体制が整ってきておる。』

・候補地補地が決まっていない状態、対象地が決まっていない状態で、協議する体制が整ったところで、協議が空を切ることになる。

・検討委員会の構成は、地域住民6人、学識経験者4人、行政3人となっているが、この中の地域住民6人は、近隣の秋和自治会長、離れた上下塩尻自治会長、及びこの件に関係を持ってはいけない部外者の枡網土地改良区理事長、南部耕作者組合長、欠口土地改良区理事長で混成されている。いずれも連絡会出のの集まりで、この集まりを地域住民と云っているのはおかしいではないか、しかも機関決定などなされていない。

 

・地域住民とは曖昧な言葉で、一般的には地元というのは、諏訪部自治会のみで、このことは「住居表示に関する法律」により丁目界は決められていることでわかる。